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2009/02/22

今日から仙台に行く。

 北は荒れ模様の春の嵐だったようだ。飛行機も、乱気流でけが人も出た。シートベルトをしていないと、機内天井まで飛び上がる程の衝撃を受けるんだね。怖いね。  

 今日から仙台に行く(2泊3日)。雑誌の打ち合わせも兼ねる。打ち合わせなど今までしたことがなかった。次号8号は別の人が編集を担当する。新しい風が入る。面白くなるだろう。

 仙台は何回か行ったことがある。夏、秋、初冬の仙台、いつも食べ物がおいしくて、緑が豊かで独特の文化がその背後に感じられ、私はこの都市が好きだ。2月の仙台は初めてだけど、一昨日雪が降り、「防水靴を履いてきた方がいい」と連絡が入った。 

 初めて仙台を訪ねたのは夏だった。歌に出てくる「広瀬川」を見て、旅の間中、私は「広瀬川」を口ずさんでいた。市内のケヤキの街路樹が印象的だった。ここも空襲で炎の海になったなんて信じられなかった。広島に比べると、木々が順調に育っている。やはり、原爆の威力は想像を絶する。60年経っても、木々の育ちが悪いままなのだ。原爆で変わり果てた、というか、永遠に元に戻れない広島の土壌を考えると、人類はなんと罪深いことを仕出かしたのかと怒りを新たにする。三好十郎の「冒した者」という芝居を学生時代に見たことがあるが、そのテーマの普遍性は慄然とさせるものだ。そしてどこまでも悲しくなる。 

 仙台のケヤキはまだ芽吹いていないだろうが、早春の街を歩いてこよう。

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