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2011/12/26

なぜパンダなのか?

 原発事故のデータの開示もままならず、いつ果てるともわからない除染処理の行方、瓦礫の処理。そういった事どもを曖昧にしたまま、何がパンダだ?飼育料の余裕があるなら、ほかに使いようもあるものを。  

 あれだけ中止すると言っていた八ん場ダム。なぜここへきて膨大な予算に組み込まれるのか。 

 福島の原発は40年以上かかって廃炉となると言っているが、その間の健康被害について誰もわかりやすく説明してくれない。夕刊に岩手のツバメの巣をチェックして放射能の被害を検証するとあった。チェルノブイリでも個体数が減ったとか。 

 原発事故はどこまでいっても人災だ。人災を想定外にした政府の責任を追及していくのは私たちだ。パンダ騒ぎに怒りがこみ上げてくるのは私だけだろうか。

2011/11/30

なぜ年号ばかりを使うのか。

 NHKはなんだか変だ。「平成」という年号ばかり使って、西暦を使わない。過去の原発事故を振り返るときも昭和と平成が入り乱れて非常にわかりにくい。意図的なものを感じる。  

 皇室報道も増えた。民放でも同じように増えた。なんかいやな感じがする。偽善的なことが何の抵抗もなくすんなり受け入れられているような気がしてならない。胸がざわざわする

2011/10/13

やっぱりね。

 東日本大震災と今は呼んでいるが、三月当初は確か「関東・太平洋沖大震災」と言っていた。 

 このところ、東京世田谷区、横浜港北区、千葉の船橋市、そして大田区でも高い放射能が検知されたという報道が続けてあった。こんなとき、テレビは遅い。東京電力がスポンサーになっている番組が多いからかも。  

 震災の呼び方から「関東」を除いたのは、意図的だと思っていた。「東日本」と言えば、範囲が曖昧で東京の存在が薄くなる。

  でも放射能は飛んでくるんだなあ。台風だってこの間いくつ過ぎていったことやら。爆風にのり、雨水に混ざって、セシウムもストロンチウムも確実に積もっているのだ。 

 正確に確実に今の日本列島の状態を見極めるには時間がかかる。何十年も何百年もかかるのか。生きている間に放射能の恐怖に晒されるとは思いもしなかった。 

 大切なことは目には見えないが、目に見えないことは恐ろしい。

2011/09/12

放射能の恐怖

 放射能に関して、専門家や学者がいるにしても、未曾有の原発事故に対して、具体的にどう対処すればいいのかわかっている人は少ない。ヒロシマやチェルノブイリの事故の教訓がほとんど生かされていないのだ。  

 人間が把握できないものを造って、何の保障もないまま、原発を稼動させてしまった責任は重い。辞任した大臣が「死の町」と、つい本音を言ってしまったのもわかるような気がする。本当に恐ろしいことはデータを隠して、何もなかったことにしようとすることだ。人間、お見舞いの言葉だけで解決すれば、こんな簡単なことはない。

  暑さのぶり返しで、身体もまいる。

2011/07/24

あと1年。

 久しぶりに日盛りの中、電車を待っていた。男の子が「ねえ、お母さん、来年、僕が小学生になったら、渋谷駅が地下に入っちゃうんだよね」と言った。この子の来年はなかなかやって来ないんだろうな。1年は長いんだろうなあ。

2011/05/23

福島原発は震災の前から壊れ始めていた!

 何しろ1971年に造られたのだもの、今まで何もなかったことが嘘のようなものだ。減価償却はとっくにしただろうし、福島にもたらされた交付金で町の諸施設も充実していたことだろう。

 3月11日午後2時46分に最初の地震が起きて、その後、この世の終わりを思わせるような大津波が来たが、福島第一原発はこの一連の自然災害が起こる前に既に異常をきたしていたということが、最近、小さく報道された。

 菅直人おろしが最近のマスコミの風潮を代表しているが、原発事故の直接責任は、東京電力、自民党政権、そして、福島県にあると思うのが妥当ではないかな。

2011/05/21

画期的なオバマの発言

 ビンラディンを暗殺した見返りだったのかね。  

 現職大統領が1967年に定められたイスラエル、パレスチナの国境線に触れたのは初めてなんだって。イスラエル、またの名をアメリカ出張所。当然、核も持っている。USA言論界にはユダヤ系の新聞社や著名人も多いし、昨日だったか、カンヌ国際映画祭で「ヒットラー」の気持ちもわかるという発言のせいで某監督が映画祭から追放された事件があったように、USAだけでなく、フランスもヨーロッパもユダヤに対して気を遣う。 

 もちろん、ユダヤ人がすべて同じだとは言わない。良心的な人々はどこの国にだって少数派だが存在する。 オバマの発言にパレスチナは好意的だった。でもイスラエルがこのまま黙っているはずはないよね。今度はオバマも暗殺されるかもしれないとみる人もいる。  

 イスラエルの中で、パレスチナ人はガザ地区とヨルダン川西岸に限定されて暮らしている。この間、イスラエルによる境界線襲撃で多くのパレスチナ人が殺され、イスラエルに対するパレスチナ人自爆テロも後を絶たなかった。  

 福島原発事故の行方とパレスチナの行方、気になる。

2011/05/17

金まみれの原発問題

 結局、福島原発は首都圏の電力供給のために建設され、莫大な交付金の前には、その危険性が隠蔽されたということだ。40年まえに地元が受け入れ、30年経ったところでその継続を問うたときに、地元は引き続き運転を容認した。今から思うと、怖いもの知らずというほかない。

  浜岡が停止になって、こんな喜ばしいことはないが、浜岡市長の態度を見ると、いかに原発の恩恵に浴していたかがわかる。そういえば、あの「ねむの木学園」も近くにあったね。浜岡とどっちが古いのかよく知らない。

  住民の生命を守るということよりも目先の金に目がくらんだのが今までの自民党政権だ。半世紀にも及ぶ原発推進政策が、ここにきて亀裂を生じた。菅直人首相もそういうめぐり合わせの中で格闘している。もし自民党政権だったら浜岡原発の停止をこんなに早く決められなかったことは間違いない。それにしても菅さん、ベトナムに原発を売り込みに行ったことについてはどう考えているのか、気になるなあ。

2011/05/04

西部劇でもあるまいに。

 殺害されたウサマ・ビンラディンは武器を何も持っていなかったんだってね。つまり丸腰を相手にUSA当局はビンラディンを殺したってこと。しかも、この作戦の暗号名はジェロニモ。西部劇にもよく出てくる、先住民の酋長の名前でしょ。  

 オバマには失望した。彼も悪夢に悩まされるのではないか。良心が少しでもあれば、の話だけどね。

2011/04/27

怖いもの知らず

 福島第一原発には稼動していないものも含めて、なんと六基もの原発があったんだね。東京電力の管轄でそのほとんどは首都圏の電力をまかなうために発電されていたなんて、今回の事故でよくわかった。  

 朝夕のラッシュはともかく、昼間の八割運行はちょうどいいんじゃないかと思う。 

 これからの冷房も設定温度を上げてほしい。今までが「冷え過ぎ」だったものね。 
 
 首都圏と関係ない地元の福島にしたって、40年前に建てるとき、その建設地に、よくも「津波銀座」で名高い三陸の南側太平洋沿いを選んだよね。当時の専門家や、東京電力お抱えの学者の顔が見たいものだ。  

 「原発推進派」である福島県知事の態度だって、納得できない。被害を蒙ってやけにえらそうじゃないか。原発が一基造られるたびにもたらされた交付金は計り知れない。地元の人々がその恩恵にどれほど浴していたのか知らないが、少なくとも古びた原発をとことん稼動させることには反対しなかったのだろう。今となっては怖いもの知らずと言われても済まされることではない。政治家、特に原発を推進してきた自民党代議士の責任を曖昧にしてはならない。

2011/04/08

反省しない人々

 東日本大震災が起こってからこのかた、管直人がマスコミによるいじめの槍玉に上がっている。  

 原発を造り続け、その安全性をわめいてきたのは自民党政権でしょうに。半世紀以上続いた自民党独裁の副作用はおいそれとはなくならない。どの面下げて現民主党政権を非難するんだろう。自民党の鉄面皮、いい子ぶりっ子の公明党、その他雑魚の現野党。 
 
 未曾有の事故を起こした原発は40年前、自民党政権の時に造られたし、全国で数十基ある原発も、ぜ~んぶ自民党政権のときの迷惑な置き土産だ。

  最近TBSがおかしい。毎日新聞もおかしい。ほかのメディアもおかしい。TBSや毎日新聞には聖教新聞の広告が氾濫している。広告費を出してもらえば、何でも言いなりになるというのか。国民も目先の事に惑わされることなく、現政権をもう少し長い目で見守るべきではないのかな。選んだのは自分たちなのだから、性急にその行方をどうこう言うべきではないと思う。  

 地震後の再建に時間がかかるように、自民党政権のしでかした諸々の事どもをすっきり解決するにはあと半世紀はかかるだろう。

2011/03/22

核大国の傲慢

 かつて原爆を2つも落としたUSA、何万キロも離れた旧植民地の海で核実験を何度も実施したフランス。両国は核に対する認識が深いというか、核の恐ろしさを身に染みてわかっているっていうか、今回の原発事故に際して、フランスは国外退避をいち早くおこなったし、USAは原発から80キロ以上離れるようにという勧告出したよね、自国民に対して。 

 原爆を2つも落とされた日本はもう少し利口かと思ったら、原発の数40数基の原発大国になってしまった。核、放射能の恐怖をどこの国よりもわかっているはずなのに、このテイタラク。  

 原発建設にまつわる反対運動と、原発反対派が次々に行方不明になっていき、真実が闇から闇に葬られていくという映画「原発戦争」の印象が鮮明なので、どんなに安全性が強調されても、私は信じられずに今日まで来た。  

 マイクロシーベルトとミリシーベルトの単位についてもよくわからないが、前者は後者の千分の一らしいことは今回わかった。  

 東京ーニューヨークを飛行機で往復しても、CTスキャンや、X線によっても被曝する。宇宙線からも放射線は降り注いでいるそうだ。 

 気になるのは太平洋に流出した海の汚染。原発放水のときにそのまま流れたものらしい。原子力保安委員会というのも、よくわからない。福島に行って陣頭指揮をするでもなく、ただ原発の安全性をアナウンスするための委員会らしい。 

 危機管理の杜撰さとフランスの逃げ足の早いこと、USAの傲慢さ、中国の日和見主義などが今回の事故でよくわかった。 

 中国も核持ってるんだったよね。原発に関するデータを快く提供してくれることなんか期待できないなあ。

2011/03/12

ああ、怖かった!

 東京の震度がどのくらいだったか知らないけれど、昨日の地震、ひどかったね。初めの1分と言うそうだけど、揺れている時間がやけに長く感じられた。食器棚からグラス一つが落ちてきた。本棚からは文庫本などが落ちてきた。これを契機に紐でしばってブック・オフに持っていこうかと思ったけど、気分的に疲れて、今も呆然とTVを見るだけ。  

 福島の原発から放射能が漏れてきたらしいが、安全を声高に言っていた電力会社、どうしてくれるのか。このことだけでも気分が暗くなる。

  津波の恐怖も他人事ではない。今も余震が起きている。怖い。

2011/01/07

アジュモニからの電話

 年が明けて2日、ソウルのアジュモニから電話をもらった。彼女は日本語で、私は韓国語で年頭の挨拶をした。子供時代に日本語を習わされていた世代だから、私と話すときは日本語を使ってみたいらしい。普段使っていない日本語を流暢に話す。 

 韓国は旧正月を祝うしきたりなので、年末年始の長い休みなどなく、元日が過ぎればいつもの日常が始まる。今年は珍しく土日が休みと重なった。  

 アジュモニは月曜日から土曜日まで毎日地下鉄に乗って、ソウル中心部の仕事場に通っている。韓定食の店だと聞いたが、具体的に何をしているのかわからない。今年77歳を迎えるが電話から聞こえてくる声は元気がよく、14年前に私がソウルに暮らしていた頃と変わりがない。

 「いつソウルに来るの? 話したいことが山ほどあるよ」  このところのソウルは零下12,3度が続いている。暖かくなったら会いに行きたい。