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2014/03/10

奢れる者は久しからず ③ 資生堂の墜落

 これは、2009年に書いたブログです。

 墜落と言ってもJALではない。JALは徐々に凋落して、ついに消えてしまったこと、誰でも知っているよね。さて、資生堂という巨大市場。巨大とはまさに中国市場を指していること、これまた誰でも知っているよね。

 日本列島と中国大陸では、気風、風土が違いすぎる。高温多湿の日本と、乾燥、そして黄砂の国とでは自ずと皮膚感覚が違ってくる。もちろん香港などは年がら年中高温多湿で、多くの日本人が押しかけては「日本と風土が似ている」とアホな言葉を交わしたりしていることも私はよく知っている。ただし、夏場は違う。香港の夏は「寒く乾燥している」。唖然とするような冷房のせいである。

 「Gamila、夏場は香港勧めない。行ったらアカン。風邪引くのが落ちよ」。そんなこと言われなくたって、私は香港、マカオなんぞに用はない。ついでに言っておくけど、夏の台北、避けた方がいい。これは自らの体験に則って言っている。

 さて、資生堂に話を戻す。基本的に日本女性は化粧をしなくなった。せいぜい恐怖の紫外線に対する対策として私などは仕方なくUV Cutクリームをちょこっと塗って後は口紅のみ。私のようにずぼらな女性、増えてきたのではないかと想像する。だって、いろいろ塗りたくったら、面倒な洗浄が待っているではないの。洗浄したらまた保湿クリーム塗って……。

 ということで私は近頃「ズボラナの粋」を極めてしまった。そう、毎日すっぴんで暮らすのだ。UV Cutともおさらばして、資源ゴミにゴソッと捨てた快感を想像してみて下さい。あっついでに言うと、まぶたに塗るアイシャドウの類は、近い将来「くすみ」の原因になるそうですよ。「くすみ」で妖艶さを表現したい人は勝手になさって下さい。

 中国に資生堂が大々的に進出したニュースを見て、私は思ったのだ。中国人用の新開発商品でないと駄目だね、中国人は顔の大きい人がけっこういるからその消費量たるや半端ではないね、そして化粧品が原因の皮膚病が蔓延するだろうって。Googleに次いで資生堂が中国から撤退する日も近いんじゃないかな。「知らぬが仏」の中国人に最後に言いたい。資生堂製品は石油系物質もしくは化学製品のかたまりであることを。

奢れる者は久しからず ②早稲田の凋落

2017年1月30日

 これは、2009年に投稿されたブログです。最近の文科省天下り事件に呆れ果て、敢えてこのスキャンダルに晒された早稲田に対する怒りの感情をぶつけてみたくなり、更新しました。


 まず、早稲田には医学部がない。総合大学と称しているにもかかわらず、昔から医学部がない。21世紀になっても創られるという話も聞かない。なぜだろう。医学部創設に関しては莫大な予算を要する。でもライバル校と称している慶応には昔から医学部が存在した。しかも最先端医療をはじめとしてその質は社会的にも高い評価を受けている。

 次に学費の高さである。慶応ボーイの異名をとる慶応よりも学部によっては早稲田の方が高くつく。なぜだろう。大隈講堂、大隈庭園に隣接するホテルリーガルは等価交換方式で早稲田の持ちビルに入っているが、このホテルが儲かっているとはついぞ聞いたことがない。年々上がる学費は諸施設に当てられるにしても狭いキャンパスにニョキニョキとそそり立つ大学ビルディングを見るにつけ、昔学んだ「集約農業」を思い出すのも私だけではないだろう。文学部も変わった。戸山校舎の通称国連ビル、記念会堂、冬は寒さに震える181教室(ボイラーが午前中に機能するので、午後遅くから夕方にかけては、講義のつまらなさに加えて、ひたすら寒さに耐えるしかないのだ)、その他諸々の施設が雨後の筍のように建て込み、広々としたキャンパスとはおよそ縁のない戸山キャンパスである。

 ここに最近、「文化構想学部」というなんだか訳の分からない学部が新設され、従来の文学部は一文、二文が統合され、「働きながら通学していた」、例えば吉永小百合などのようないわゆる勤労学生を排除し、結局戸山キャンパスは「文学部」と「文化構想学部」の2つになったらしい。「文化構想」とは一体何なのか私にはよくわからないが、いわゆる偏差値で言えば、従来の文学部を上回る人気ブランドとなっているらしい。

 卒業してもしつこく郵送されてくるのは「寄付金のお願い」封書である。ご丁寧に高額寄付者の名簿までついてくる。私は個人情報の類を破り捨て後は紙資源ゴミの袋に投げ入れるだけである。

 医学部がないためにいわゆるアフターケアもないし、卒業したからといって来るのは寄付の催促ばかり。明らかに早稲田は凋落の一途を辿っている。

 学生一流、講師(非常勤)二流、そして専任教授三流(施設は度外視)という定評が昔からあるにはあったにしても、さて21世紀の早稲田、生き残り続けるだろうか。

 某漫画に「馬鹿田大学」と書かれているのをよく見かけるが、まさにその名の通り「馬鹿だ、馬鹿だ、馬鹿だ、馬鹿だっ、ばっか~だ~」と嘲笑されてもしかたないのである。

2014/03/03

体重増加、筋力低下

 筋力は年齢とともに着実に落ちていく。20歳の筋力を100とすると、年1%ずつ減少して、60歳のときは筋力が40%も減少する。
 超高齢化社会で問題になっているのが認知症とロコモティブシンドロームだ。前者については、個人の努力では限界があり、アリセプト以降の、劇的に効く薬の開発・承認が待たれる。

 後者については、これは個人の努力しかない。特に女性は閉経後、女性ホルモンの減少に伴い、今まで守られていた骨量が減少の一途をたどり、骨そそう症で骨はスカスカになり、転んでしまえばたやすく骨折する。

 大腿骨骨折は意外に室内での転倒で起こる。寝たきりにさせないように緊急手術が行われ,それに続くリハビリ生活が待っている。リハビリに励んでも、限界はおのずとあり、ADL(Activities of Daily Life)=日常生活動作の質は確実に1段階落ちる。伝い歩きをしていた人は杖の生活に、杖の人は車椅子になるという具合である。

 転ばないためにはどうしたらいいのだろうか。日頃、身体をよく使って、筋力を蓄えるのがいい。歩くだけでは、筋力はつかない。片足立ち、腹筋、膝周囲の筋力維持など意図的に筋力をつけていこうとしなければ、ADL低下は免れないのだ。

 このところの冷えと、国会中継から受けるストレスなどで、膝の痛みが出るようになった。膝が痛いと、歩くのが苦痛になる。歩くのが苦痛で、筋トレは2の次になる。当然、筋力は衰える。体重は増える。体重の負荷によりさらに膝が痛む。お決まりの悪循環だ。

 ということで、QOL(Quality of Life)を改善して、ADLの維持に努めるべく、私の筋トレが始まったのである。つらいこと、この上ない。