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2011/03/22

核大国の傲慢

 かつて原爆を2つも落としたUSA、何万キロも離れた旧植民地の海で核実験を何度も実施したフランス。両国は核に対する認識が深いというか、核の恐ろしさを身に染みてわかっているっていうか、今回の原発事故に際して、フランスは国外退避をいち早くおこなったし、USAは原発から80キロ以上離れるようにという勧告出したよね、自国民に対して。 

 原爆を2つも落とされた日本はもう少し利口かと思ったら、原発の数40数基の原発大国になってしまった。核、放射能の恐怖をどこの国よりもわかっているはずなのに、このテイタラク。  

 原発建設にまつわる反対運動と、原発反対派が次々に行方不明になっていき、真実が闇から闇に葬られていくという映画「原発戦争」の印象が鮮明なので、どんなに安全性が強調されても、私は信じられずに今日まで来た。  

 マイクロシーベルトとミリシーベルトの単位についてもよくわからないが、前者は後者の千分の一らしいことは今回わかった。  

 東京ーニューヨークを飛行機で往復しても、CTスキャンや、X線によっても被曝する。宇宙線からも放射線は降り注いでいるそうだ。 

 気になるのは太平洋に流出した海の汚染。原発放水のときにそのまま流れたものらしい。原子力保安委員会というのも、よくわからない。福島に行って陣頭指揮をするでもなく、ただ原発の安全性をアナウンスするための委員会らしい。 

 危機管理の杜撰さとフランスの逃げ足の早いこと、USAの傲慢さ、中国の日和見主義などが今回の事故でよくわかった。 

 中国も核持ってるんだったよね。原発に関するデータを快く提供してくれることなんか期待できないなあ。

2011/03/12

ああ、怖かった!

 東京の震度がどのくらいだったか知らないけれど、昨日の地震、ひどかったね。初めの1分と言うそうだけど、揺れている時間がやけに長く感じられた。食器棚からグラス一つが落ちてきた。本棚からは文庫本などが落ちてきた。これを契機に紐でしばってブック・オフに持っていこうかと思ったけど、気分的に疲れて、今も呆然とTVを見るだけ。  

 福島の原発から放射能が漏れてきたらしいが、安全を声高に言っていた電力会社、どうしてくれるのか。このことだけでも気分が暗くなる。

  津波の恐怖も他人事ではない。今も余震が起きている。怖い。