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2016/09/28

豊洲という所

  関東大震災の瓦礫の埋め立ての上に、東京ガスが30数年,ガスを作っていたところが豊洲の埋め立て地だ。 土壌はベンゼン、シアンその他の有害物質で長年の間に汚染されている。

 そんな所にそもそも生鮮食料品市場を作ろうというのが大間違いなのだ。

  豊洲移転は2001年当時、石原都知事が決定し、築地の跡地は高い値段で売却し、最近のニュースによると、オリンピック関連の駐車場にする予定だったそうな。

  汚染された土壌対策が決まり、建物の設計も決まった頃、2011年3月に東日本大震災が起こった。豊洲もあちこちで液状化が起こり、都の職員はあわてふためいたにちがいない。
      
  液状化して後々まで問題が生ずる可能性があるのなら、何も盛り土をしてまで整えるなんて、そんなまどろっこしいことなんか、やりたくなくなった、ということか。 その盛り土作戦だって、ベンゼンなどの揮発性の高い物質は土の中を毛細管現象で地上に上がってくるという専門家もいる。

 汚染された土壌も、新しいきれいな土壌をどこからか運んでくるのではなく、汚染されたままに何か化学的な液体を混ぜて、そのまま埋め戻したという工事関係者の話もある。                  
 埋め立て地の液状化は浦安もしかり、豊洲もしかり、あらかじめ十分に想定できたことではなかったのか。                        

 先日、地下鉄に乗ったら、TOYOSU Finalという広告を目にした。そう、豊洲はもうおしまいなんだと思ったら、なんとこの広告、三井不動産販売の豊洲大型マンションの広告でした。6000万円台の高級マンション。誰が買うのか。横浜市都筑区の欠陥マンションも三井不動産だったような気がする。三井不動産、大丈夫かね。                

  それより何より、築地の土地の利権、豊洲の電気工事請負の利権を握っていると思われる自民党系代議士、いつまでも静観しているわけにはいきませんよ。                   

 地下水をコントロールすること自体、土台無理なのだ。福島だって、結局、地下水に放射線物質がどんどん流れ込んで、海抜を超え、海に垂れ流し状態ではないか。                                  
 英語も碌にできない愚かな首相、「アンダーコントロール」ではなく、「アンダーコンストラクション」でしょうが、日本中。