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2011/05/17

金まみれの原発問題

 結局、福島原発は首都圏の電力供給のために建設され、莫大な交付金の前には、その危険性が隠蔽されたということだ。40年まえに地元が受け入れ、30年経ったところでその継続を問うたときに、地元は引き続き運転を容認した。今から思うと、怖いもの知らずというほかない。

  浜岡が停止になって、こんな喜ばしいことはないが、浜岡市長の態度を見ると、いかに原発の恩恵に浴していたかがわかる。そういえば、あの「ねむの木学園」も近くにあったね。浜岡とどっちが古いのかよく知らない。

  住民の生命を守るということよりも目先の金に目がくらんだのが今までの自民党政権だ。半世紀にも及ぶ原発推進政策が、ここにきて亀裂を生じた。菅直人首相もそういうめぐり合わせの中で格闘している。もし自民党政権だったら浜岡原発の停止をこんなに早く決められなかったことは間違いない。それにしても菅さん、ベトナムに原発を売り込みに行ったことについてはどう考えているのか、気になるなあ。

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