やはり南の島だ。ハイビスカスもブーゲンビリアも咲ききって、花びらが落ち始めている。街路樹は椰子の木。国際通りは、椰子の木通りだ。内地から高校生が大挙して修学旅行に来ている。引率の先生も心なしか浮ついた様子だ。2月は沖縄修学旅行のシーズンだったんだね。夏は暑くてそれどころではないのだなあ。
あまりの風土の違い、人々の顔つきの違いに、ここで日本語が通じ、日本円が流通すること自体、不思議に思われるほどだ。台湾のときほどではないにしても、軽いカルチャーショックに浸る。ここは正真正銘亜熱帯の島。
飛行機で羽田から3時間と言っても、フライト時間は2時間20分ぐらい。日本列島を海沿いに南下し、那覇空港を滑走する時には機内前方大画面にまっすぐな滑走路が見えてきて、まっすーぐどこまでも進み(このまま沖縄島を通り抜けて、東シナ海に抜けるのかと思ったほど)、突然、がたんと着陸した。
天気は曇りがち。島だから雲がモクモク湧いているって感じ。人々の表情は思いの外暗い。やけに太った人がいる。全体に小柄な人が多い。タバコを吸う人が多いのも驚きの一つ。歩きタバコもけっこう多くて、私は大いにむせてしまった。
夜は沖縄舞踊の公演を見る。公演会場もこの4月で閉鎖される。老朽化のためだ。毎週金曜日に公演があると聞いていたので、今回はいい機会だった。
沖縄舞踊のリズム、跳ね上がりたくなるような太鼓のリズム、そこまで日本の影響を受けていいのかと思われるほどの腰を落とした踊りの基本姿勢と、衣装。いくつかの発見があって、実に興味深かった。
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