旅から戻ると、旅を思う。旅に出ると、日常を思う。所詮、人生は旅みたいなものだ。韓国の高速バスの窓辺で疾走する風景を身体に感じながら、進行方向に向いた身体ではあっても、心は過去を遡り、また現在に戻り、そしてまた追憶に耽ったりして、そういった行きつ戻りつの贅沢な時間を味わえるのも旅の喜びの一つだ。
帰宅すれば、新聞が山のように溜まり、郵便物の処理、メールの削除、写真の整理、ブログの書込みなどを黙々とやるだけだ。私がいない間に起こった事どもはパソコンを開けば、把握できる。デジカメで撮った300枚ほどの写真を整理しながら、過ぎ去った時間に対する愛惜の念が芽生える頃、また次の旅を計画する。
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