通訳も初めのうちは和やかな気分でやっている。おしゃべりが弾むと、通訳はしだいにその存在が無視され、食事の時など、食べることに集中できなくなる。最初は通訳の存在をありがたがっていた当人たちも、それが当然のことになって、やたらペラペラ話すのだ。仕事でもあるまいに、だんだん私は二人の王女に仕える召使のような気分になっていく。「食事の時ぐらい黙っててちょうだい」。そう言っても関係者はみな笑うばかり。
北岳山スカイウェイを通って、八角亭に上る。生憎の天候で、せっかくのソウル大パノラマも雲と靄に包まれてソウル周辺の山は霞の中。それでも母は初めて見る景色に大興奮。
ヒョッチャのご両親、私の息子同然のウォニも一緒に全部で8人、近所のすき焼き屋で夕餉を囲む。8時から礼拝があると言うので、私たちは母を託して、マウルボスと地下鉄を乗り継いで麻浦まで戻った。大きな娘を預けて、気分爽快になった。
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