このブログを検索

2009/03/21

新聞。

 久しぶりにラジオを聞いた。久米宏の「ラジオなんですけど」。今日のテーマは「あなたは新聞を読みますか」。インターネットの普及と、この所の経済状況の悪化で、新聞購読者が減っているという。私は夕刊の愛読者なので、新聞のない生活は考えられない。でも、背に腹は替えられないと、月4000円弱の購読料を節約する人が出てきたとしてもしょうがない。 

 新聞配達をしながら学校に通う二人の青年が登場。朝刊配達のため、二人とも毎朝2時に起きる。6時には配達終了。学校に行くまでの(一人は明治大学3年生、もう一人は読売系の機械専門学校生)約2時間、朝食を取りながら新聞を読んだり、授業の準備をしたりするという。 

 夕刊配達のため、二人とも3時以降の授業は取れない。夕刊を配り終わり、翌朝2時起きに備えて早く休む。こういう生活をしている人たちのおかげで、私は安楽に自宅で好きな新聞を読めるんだなあ。 

 二人の月収は手取り10万円から14万円。一人は読売の寮に入っているし、もう一人は販売店に住み込んでいる。目下二人とも就職活動をしている。機械専門の人は自動車会社への就職を希望しているが、これは至難の技だ。明治の子は、故郷青森に戻り、地元での就職を考えているとか。ラジオから流れてくる二人の青年の知的な声を聞くと、日本もまだまだ大丈夫そうだなと思ったりする。  

 朝刊を隅から隅まで読むと、ゆうに1時間半ぐらいはかかる。これに夕刊を加えると、一日に得る情報量は半端なものではない。旅行に出て、戻ると朝刊、夕刊が山のように溜まっている。これを次から次へとこなしていくのはけっこうな労力だ。でも紙面から得られる情報は何ものにも替えがたい。昔に比べると、記者の質が落ちてきたが、たまにいい記事に出会うと得をしたような気分になる。

0 件のコメント: