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2009/03/19

イラク開戦って何だったのか。

  朝刊の目次に「明日でイラク開戦6年」という見出しがあった。6年前と言えば、留学先の晋州で、とうとう開戦するのかという何とも重たい気分になったことをありありと覚えている。当時は、ノ・ムヒョン政権だったが、発足2年目にして、野党による弾劾裁判要求があって、これまた何とも重苦しい空気が流れていた。日本も韓国もUSAの同盟国として、イラクに参戦した。なんとまあ愚かな話だったことか。

 
 イラクの核施設疑惑はガセネタだとわかり、戦争につきものの大義名分の胡散臭さを再認識させられたものだ。今だって、関係諸国はなんの反省もしていない。USAの代償はあまりにも大きく、その傷は、何十万人にも及ぶ「イラク派遣兵士の脳挫傷」という、この上もなく残酷な結果を招いた。言うべき言葉もない。「脳挫傷」。どんなにひどい衝撃を受けたのか想像を超える。

 戦争が終わっても、後遺症は終わらない。こんな馬鹿げた戦争を仕出かしたブッシュの愚かさにはこれまた言葉もないが、それに何の見識も持たずにホイホイと乗った日本、そして韓国。いつまでUSAのYES Manでいるつもりなのか。考えることをやめたら、結局、戦争の愚かさが繰り返されるだけだ。

 あれから6年。韓国も政権が変わり、日本は何人目になるのか忘れたが、誰に代わっても、愚かな首相であることには変わりないままだ。韓国の李明博はイ・ミョンバクという名前のアルファベットをもじって、2MBと呼ばれ、ほとんどの国民から支持されていない。

  USAの傲慢な経済政策の大失敗に端を発したこの度の経済危機も、なるべくしてなったという感があるが、韓国経済も日本経済もすぐさま連動して、未曾有の危機である。危機はチャンスだというスローガンの下、この際、自然淘汰されて、本当に質のよいものだけが生き残っていけばいいと思うのだが、いやあ、驚いたね、USAの某保険会社の幹部のボーナスが6億円だってさ。オバマが腹を立てるのも当然だね。狂ってるね、ほんとに。

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