SBSドラマ「ウヮーキング・マム」が面白い。テンポがいい(韓国では、今年の夏に放映された)。主演のヨム・ジョンアがかっこいいのだ。ミス・コリア出身の彼女、身長は171センチ。結婚出産後はかなり貫禄のある体格に変身した。そのLサイズの体躯を駆使して、小柄な浮気亭主を手玉に取る。少々吊り上がり気味の目も、迫力ある役どころに一役買っている。
韓国の婦人服のサイズは55サイズ、66サイズ、77サイズとあるが、日本式に言うと、それぞれ7号、9号、11号に当たる。結婚前のアガシなら、誰でも55サイズが当たり前。66サイズより上はアジュマの世界だ。おまけに同じMサイズでも、日本のものよりかなり身体にフィットした感じのものが好まれ、ボディーラインが浮き彫りになる。窮屈この上ない。あまりにも男性の眼を意識しすぎなんじゃないのと、反感さえ覚える。
「ウヮーキング・マム」のチェ・ガヨン(ヨム・ジョンア演ずる)は、アジュマサイズのたっぷりした服を着こなし、年下の頼りない亭主を蹴り上げたり、どついたりして思う存分攻撃する。見ているこちらまでスッキリとした気分になる。このコメディー、脚本がよくできていて、もったいぶった所が微塵もない。世の働くお母さんにとって、いいストレス解消ドラマになっている。
まだ、ドラマ中盤なので、この先どうなるか見物なのだが、離婚にこぎつけたガヨンの運命がどう展開するのか楽しみだ。脇役に芸達者ばかり集め、スピーディーなドラマにコクを出してくれた。久しぶりのSBS快挙といってもいいだろう。
0 件のコメント:
コメントを投稿