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2008/11/07

タイミングのいい人、悪い人

 立冬。今日は一日中雨が降るから、気温も上がらないだろう。

 昨日、ソウルで会うことになっている何人かの人とメールのやりとりをした。外国語専門高校の取材を最優先していたので、それが14日の金曜日になんとか確定してホッとした。残りの約束はいくらでも融通が効くからだ。

 12日(水)の予定が14日に変更になったので、12日と13日にうまく会える人を何人か選び出して、すぐにメールを送った。一人は折り返し返事をくれて、彼とは12日の昼間会うことになった。彼は私の本の読者である。読後感想文を私に送ってくれた27歳の青年で、その後も何度かメールのやりとりをしていて、今では親戚の男の子といった感じさえする。彼が製作したCDも秋に送ってもらい、それがきっかけで、彼にも次号の原稿依頼をした所、快く引き受けてくれた。これからはK君と呼ぼう。

 もう一人は、韓国語のブログで知り合い、この1年半あまりメールのやりとりを続けてきた、日本語オタクの男の子である。彼はBoAの大ファンで、そのブログはBoAと이승엽(巨人の選手)一色である。12月7日には日本語能力試験の3級を受けるそうだ。彼の実力なら大丈夫だろう。これからはBoAちゃんと呼ぶことにする。

 出版社のN社長(この日記でも再三登場したから、お馴染みの人も多いだろう)は、今日から10日まで大阪に出張だ。彼が韓国に戻った翌日、私と会うことになっている。私の携帯電話の名義人で、雑誌のデザイン、印刷を一手に引き受けてくれている人でもある。当初12日に高校取材に同行することになっていたが、取材先の都合で14日に変更されたため、一緒に連れて行ってもらう話はダメになった。

 社長と私とのタイミングはこういうことが多い。彼が忙しいときに私の予定が入ったり、彼の体調が優れないときに私が来韓したりということが過去に多かった。一緒にどこそこへ行こうと言っていて実現したのは、留学前に挨拶に行くとき、一緒に晋州まで車で行ったことぐらいだ。あとは二人の所在位置が微妙にずれたりして(私がソウルにいて、社長が釜山に出張とか)、そのときは電話で挨拶することしかできなかった。

 だから私は落胆しない。タイミングの悪い人はいつも悪いし、いい人は、すんなり私のスケジュールに入ってくれる。去る者追わず、来る者拒まずの心境を私は韓国で培ったような気がする。

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