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2008/10/11

モンスター・ペアレント

 10月7日付毎日新聞夕刊。私のお気に入りコラムニスト、牧太郎氏の「大きな声では言えないが...」という毎週火曜日のコラムを読んで、ぶっ飛んだ。題して「亡国の親バカ」。一部を引用する。 

   「うちの子は塾通いで疲れているので、授業中は寝かせてくれ」と要求する保護者がいる。「背の高い子と低い子を並んで写真を撮られた。配慮に欠ける」と文句を言う親がいる、と聞いた。そんなバカな? 

 世の中には、何かにつけて「いちゃもん」をつける人はいるが......理不尽な。モンスター・ペアレントとか言われる「親バカ」の対応に、教師はきゅうきゅうとして「まともな授業ができない」と漏らす先生もいる。 

 この異常な自己中(心主義)。「校内暴力を経験した人たちが親になったから、もともと教師を尊敬する意識がない」と解説する向きもあるが、この「自己中」が日本を劣化させる。  

 と、こんな具合の内容だ。自己中が増えているのは、帰国して実感していることだが、親バカにも程がある。モンスター(化け物)と言われてもしょうがないわ。電車に乗ったってわかるじゃない。衆人環視の中、平気の平左で化粧している、美しさとは程遠い女性たち、飲物まではしかたないとしても、パンを平気な顔してパクパク食っているバカ者。彼女ら彼らはその醜態を曝け出しているというだけで、公共の利益に反するのだ。「恥」ということをまったく知らない、モンスター・チルドレン。羞恥心という言葉は一体どこに行ってしまったのだろう。 

   これらの現象は実は若者だけに見られるわけではない。いい年したおっさん、おばはんの中にも、高齢者の中にも存在する。年齢、世代では論じられなくなってきている。日本に蔓延する「羞恥心?、それってなに?」現象である。 

   先日のワコール大バーゲン会場でも、羞恥心欠如の女性たちを私は目の当たりにした。こういう小金持ちたちが今の自民党政権をしっかり支えているんだなあと苦々しい気分になった。引退した小泉。親バカ丸出しの引退ショーである。小泉を支持した母体は30代および60代以上の保守化した女性たちがそのほとんどを占めていたと聞く。小泉チルドレンなんかに踊らされたのもこの連中である。  

 日本ぐらいよ。政権交代もまともに出来ない国は。恥ずかしい。私の羞恥心の持って行き所が、ない。ああ、情けない。

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