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2009/04/02

違うことから出発するか、同じことから出発するか。

 反応がないというのは面白くないものだ。人は同じではない。こちらが感動したことでも、他の人にすればそれほどの感動とはならないこともある。こちらが勇んで、メールの返事を出しても、読んだのか、読んでないのか、何の音沙汰もなく、日々が過ぎていくと、なんだか虚しくなる。  
 
 感覚は人それぞれに違うにしても、こちらの意図したことがほとんど伝わらなくて、何の反応も返ってこないというのは、やはり寂しいものだ。これまでの経験では、女性同士はすぐに感応して、「あれはよかったわよね」とか、「あれは面白かったね」などと言い合って、共感することができるのだが、相手が男性だと、そういうことが少なくなる。ましてや男性同士が、共感しあって手を取り合っているなどという光景は一度も目にしたことがない。  

 女性同士の関係性は共感から出発するが、男性同士は対立から出発すると聞いた。確かに共感からはそれ以上のことは何も生まれない。対立はさらなる次元を生み出す可能性がある。だからと言って、常に対立から出発するのもしんどいだろうと想像する。  

 人は違って当たり前だ。違うことから出発すれば、腹も立たないだろう。でも、同じ人間としての素朴な喜びも悲しみも共通のものとして抱えている。たまには、共通項を互いに確認し合ってもいいではないか。

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