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2009/04/19

背中の痛みがなかなか取れない。

 背中の痛みといっても、それは打ち身なのだ。先日、地下鉄から降りようとしたとき、眼の前に立っていた女性が肩から提げていた馬鹿でかい袋物が、いやというほどまともにぶつかってきたのだ。痛かったので、にらみつけながら下車したのだけど、本人が気がつくはずもないよね。 

 最近、こういった手合い、背中に眼のついていない連中が増加の一途を辿っている。自分の部屋を持ち、好き放題自由に暮らしているからなのか、外に出てもおよそ配慮というものを持たずに街を闊歩している。闊歩というか、みっともない姿勢で、ヨロヨロ歩いているのよね。 

 そういえば、先日大阪の阪急電車に乗ったときも、関西大学の学生と思しき男子学生ががやがやと乗り込んできた。それぞれにこれまた馬鹿でかいリュックやカバンを提げていたんだけど、その中の一人のカバンが、座っている私の顔にぶつかりそうになったのよね。後ろ向きのまま友だちとしゃっべっているから、すぐ後ろの座席に人が座っているという当たり前の事実に気がつかないんだね。私ははっきり注意した。「すいません(私は何もすまないことはしていないけど)、荷物がこっちにぶつかってくるんですけど」。さすがにその学生、恐縮してまっすぐ姿勢を正した。でも、相変わらず不安定なポーズで友だちと話し続けているのよね。多少、きまり悪そうにね。 

 外に出たら、少なくとも公共の場所では、背中にも眼をつけなさい。ましてや車内で化粧するなんて、言語道断。家庭の躾けがなってないね、まったく。個室付きの家で、何不自由なく育つと皆そうなるとは言わないけれど、どうもその傾向にあるね。

 MP3の世界に浸り、どこに行っても自分のお気に入りの音楽を連れて、周囲にまったく配慮しない若者よ、一度耳からイヤーホーンを外して、周囲をちょっと見回したらどうでしょうか。若いのは今のうちよ。経ってみれば短いのよ。あっという間に高齢者になるんだから。高齢者なんて、自分とは縁のない世界の人々だなんて思っていたら大間違い。本当に近い将来、君たちも仲間入りよ。まあ、もっとも、そういう配慮のない若者はそのまま配慮のない高齢者になってしまうんだろうなあ。

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