このブログを検索

2008/09/19

池田書店『しあわせ天然石』ハンディブック

 新書版で、値段は950円+消費税。中央宝石研究所監修、2008年1月刊である。誕生石から始まって聞いたこともないような天然石に至るまで、見開きまたは1ページにコンパクトに編集されている。  

 花言葉ならぬ石言葉が付いているほか、その石の由来、ギリシャ神話、ローマ時代のエピソードなど美しいカラー写真とともに見ているだけで、私は気分が落ち着く。天然石の基礎知識も簡潔に説明されていて、これ1冊で天然石の基本が身につくようになっている。 

 例えばダイヤモンド。モース硬度が10で、最も硬いとされているが、一定方向からの強い衝撃には弱く、注意を要するとのこと。色も無色以外に、赤、青、ピンク、緑、褐色などがある。そういえば、ある韓国ドラマに黄緑色のダイヤモンドを恋人のために用意する成金の話があったのを思い出した。かなり珍しいものらしく、もうそれだけで負担に思ってしまうのが女心である。 

 私が好きなのはラピスラズリだ。ツタンカーメンの黄金のマスクで有名だ。子供の時、上野の博物館で開催されたツタンカーメン展を見て以来とりこになったような気がする。この石は、知恵と洞察力、決断力を高めてくれ、持つ人を成功に導いてくれる力があるそうだ。また、嫉妬や邪念、不安などマイナス要因を遠ざけてくれる効果もあるとのこと。ソウルの仁寺洞(インサドン)で10年前に買い求めた銀の魚の形とラピスラズリの原石で出来たブレスレットはいまだに私のお守りの一つになっている。  

 何十万もするような高価な宝飾には興味ないが、高くても1万円前後の天然石であれば、私に癒しと勇気を与えてくれそうな気がする。これからもマメにこの本を見ながら知識を身につけ、自分にふさわしい天然石との出会いを楽しみにしたい。

0 件のコメント: