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2008/09/26

People Treeと Organic Cottonについて

 松本に、その昔、三六(さんろく)という呉服屋があった。家人の母が暮らしていた頃には呉服のほかに、洋服の仕立てや、仕立て直しをしてもらって、母はよくそこでスカートやスーツなどを作ってもらっていたらしい。今のように溢れんばかりの既製服が店頭に並んでいた時代ではなかったし、大量生産全盛の時代にはまだ間があった頃である。 
 
 松本の中心部にあるこの店は今は地元のデザイン・スクールの若者たちにそのスペースを提供して、在学生の作品から、卒業してブランドを立ち上げた新進デザイナーの作品まで陳列していて、中にはなかなか魅力的なスカートやパンツ、ジャケット、アクセサリーなども揃っている。値段もリーズナブルである。  

 学生たちの作品とは関係ないが、People Treeというブランドと、 Organic Cottonで出来たTシャツやカットソーのコーナーもある。下記のホーム・ページを是非覗いてみてほしい。ポイントは、海外現地で製作に当たる人々にきちんとした収入が保障されているというシステムである。そんなこと当たり前のことではないかと思うだろうが、いまだに世界の至る所で旧植民地的発想で、搾取が行われているという実態が再確認できる。 

 次のポイントは、オーガニック・コットン。綿栽培から製品化に至るまで、いかに大量の農薬が使われているかということに衝撃を受け、私は自分の無知を恥じた。それを着る人はもちろんのこと、綿花の栽培から携わっている人々に及ぼす残留農薬被害のことを考えると、暗澹たる思いにかられる。 http://www.peopletree.co.jp/ http://www.joca.gr.jp/

  とにかく自分の健康を自分で守りたい人や、搾取に憤りを感じる人はホーム・ページで確認して今後の参考にしてもらえれば、私としては満足である。よろしく。

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