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2009/07/06

貴金属を売りに出す。

 昨年の夏、売りに出していたフェンディのサングラスが思いの外高値で売れた。ケースも保証書もあったから、ちょっと前のモデルでも、私にはいいお小遣いになった。コンタクトレンズをやめて、眼鏡に変えたものだから、度のないサングラスの処分に困ったあげく、某リサイクルショップに出品したのだ。  

 すっかり気をよくしたので、いらない貴金属をまとめてその店に持っていった。質屋に持っていくということも考えたが、お金に困っているわけでもないし、最初から使ってくれる人の手に渡るのも悪くないと思い、件の店に出した。

 目利きの聞く担当者が言うには、随分値の張る高価なものばかりだとのこと。デザインも品がいいそうだ。私が買ったものではないし、ネックレスをすれば肩が凝るし、指輪ははめたとたんに外したくなるしで、思い切って持ち込んだ。ただし、実際に買ってくれる人が現れるかどうかはしばらく様子を見ないとわからない。

 それにしても、これらの宝飾品を私に譲ってくれた人は、随分贅沢な人だったということが今さらながらわかった。私も最近、手ごろな値段の癒し系天然石に興味を持ち始めたので、宝飾品の類に全く興味がないわけではない。既にもらっていたいくつかのものも、私好みのデザインにリフォームして身に着けることだってある。 

 でも、持ち重りのする大きなタイプにはほとんど関心がもてない。ほんの小さなものを何気なく着けるのが好きだし、別にダイヤモンドやルビーのような高価なものでなくとも、気に入ったものであれば価値のないものでも大切にしたいと思っている。 

 たとえ何千円のものであっても、買う段になると、私は実に慎重に考えた上で買う。1万円だろうが、数千円だろうが、それだけのお金を稼ぐのがどんなに困難なことであるか、痛いほどよく知っているからである。

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