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2009/01/11

私の辞書にない言葉

 3つある。

 まず、「妖艶」。

 学生時代にサークルのある先輩から「君にはおよそ縁のない言葉だね」とつくづく言われてから現在に至るまで、なぜか、私の守備範囲に入ってこない。ちなみに三省堂の新明解にはこう出ている。

「女性の姿が美しく、男性を誘惑しそうな何かが感じられる様子」。

 「誘惑」という概念もないなあ。あの先輩、今頃どこでどうしているのやら。まっとうなお言葉でした。

 2つ目。「風格」。

 新明解いわく「①存在者・行為者としてのスケールの大きさと、重み。②人の作った物に見られる格調の高さや、他に見られぬ持ち味」

 これも無理。これは家人の守備範囲だわ。

 3つ目。「富貴」。

 新明解いわく「社会的地位もあり、収入も多い様子」
 これも明らかにないわ。

 留学から戻ってきてから私は一切稼いでいない。それまでの稼ぎだって、仕事柄、雀の涙ほどの稼ぎだった。それでも*十年、稼いできた自尊心はある。私の属した業界、単価がひどく安かったのよね。苦労のわりに実入りが少ない。

 帰国後、仕事先から「そろそろ戻ってきませんか」とオファーがあったけど、断りました。完全に引退だあ。もうチマチマと稼ぐのは真っ平だ。お金にならないことに関心が移ったと言えばいいのか、その分、家人には引き続き働いてもらわねばならない。

 ちなみに2つ目と3つ目のキーワードは家人による申請でした。

 今日、正式に受理しました、はい。

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