さて、カフェの運営はおいおい考えることにするが、その目的はいつも韓国にいるわけではない私たちと雑誌関係者との親睦を図ることが第一である。今日はメンバーの一人から、映画「おくりびと」の紹介を受けた。韓国での題目は「グッバイ」だそうだ。この韓国語タイトルはちょっと気に入らない。
先月ソウルに行く機内で、この映画を見たばかりだった。本木雅弘がいい。山崎努もさすがにいい。映画のテーマもすごくいい。座席の小さな画面で見たのがちょっと残念だったが、映画館で見たらもっとよかっただろうと思う。本木の自然な演技にはいつも感心させられる。広末涼子は好きになれないなあ。まず、声が粘着質で嫌いだ。黙っているだけの役ならまだいいかも。
山崎努がいなかったらこの映画は成り立たなかっただろう。うまい役者だ。ベテランの味というか、この人、芝居を楽しんでやっている。俳優もここまで来たら、本望だろう。私は常に、主演級よりも助演者についつい目が行ってしまう。
映画もTVドラマも脇役がよくないとダメだ。脇役がどれほど遊びを入れて演技を楽しんでいるかによって、その作品のよしあしが決まるといってもいいだろう。主演級の俳優は存在するだけで絵になる人がやればいいのだが、脇役となると、そうはいかない。その辺のバランスを監督や演出家が巧に計算した作品が成功する。
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