このブログを検索

2008/08/12

M嬢に電話する。

 プリペイドの国際電話カードが5枚残っている。使用期限があって、使用開始から24カ月である。5枚のうち、2枚は2007年に使い始めたから、期限は2009年まで。未使用の3枚については、2009年1月末までに使用を開始するようにとあるから、最大限2011年初めまでは使えるということだ。 
 
 私が留学中、家人が買っておいたものだが、帰国してからそのままになっていた。韓国人とはメールで連絡すれば事足りていたが、せっかくの国際カード、使わないのはもったいない。ということで、昨日、本当に久しぶりに遊び人のM嬢に電話してみた。彼女は一昨年結婚したから「嬢」というのもどうかと思うのだが、私の中ではいつまでも遊び人のお嬢さんだ。昨年の2月に東京で会って以来音沙汰がなかった。  

 国際電話カードは所定の電話先にまず電話してからカード番号を入力、それから相手の電話番号を押すのだが、相手の携帯電話の画面に韓国内の電話番号が表示されるということが最近わかった。  

 韓国人の中には、知らない電話番号には一切出ないという人もけっこういる。細かいことを気にしないとか、好奇心が旺盛な人なら、見知らぬ電話番号であっても気軽に出る。 
 
 案の定、M嬢は電話に出た。呼び出しメロディーも相変わらずけたたましい感じの노래だ。彼女は私とわかると、奇声を発して、「私、娘を産んだんです、去年の11月に」。びっくりした。彼女は教師なので、방학中の今、どこか旅行に出ているか、昼寝でもしているかなどと思っていた。あのM嬢が母になったとは。 

 母になって9カ月目。それでも彼女は相変わらずキャラキャラしている。新学期からは娘を預けて復職するという。'아빠~'としか言わないと彼女は憤慨するが、どんな赤ちゃんだろう。秋にソウルへ行ったら、ぜひ会いたいものだ。 

 教え子のヒョンジンにもかけてみた。呼び出しメロディーは聞こえたが、結局、切れた。やっぱりね。彼女はとても慎重で、軽はずみなことなどしない。今はどうか知らないが、当時は唯一남자 친구がいなかった。友人たちから、もっと積極的に生きないとだめよと常々言われるような子だった。韓国に行って電話するしかないなあ。そうそう、残りの教え子3人は結婚したのだ。3人のうち一人は新婚の夫をおいて、大阪に留学中である。ヒョンジンも博士課程に進んだ。  

 月日が流れたということだ。

0 件のコメント: