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2008/08/14

雷鳴だけで雨降らず

  暑い!  

 遠雷が聞こえるのに、雨降らず。湿度が割合に低いので(60%)、室内が32℃に上がっても、自然の風と扇風機だけで何とかしのげる。それほど私はエアコンが嫌いだ。各戸の室外機から出てくる猛烈な熱と、電車、地下鉄、車のエアコンで都会は熱帯だ。昨年のメモによると、暑さは10月の上旬まで続いた。1年のうち、半年は熱帯だということだ、今の東京は。 

 韓国から戻った家人によると、あちらも暑くて、東京とあまり変わらなかったそうだ。  20年前の9月初旬に初めて韓国を訪問した。成田に戻って空港の外に出たら、あまりの熱気と蒸し暑さに、思わず引き返そうと思ったことがある。それほど当時の韓国は蒸し暑さとはほど遠かった。まだ開発がし尽くされていなかったのだと思う。その韓国も今や、ヒート・アイランド現象と、二酸化炭素大量排出のため、暑く長い夏に悩まされるようになったのだ。

 子供の頃、エアコンなどなかった。扇風機がようやくあるぐらいで、夏の蒸し暑さも何とか凌げた。まだあの頃は学校の運動場も土だったし、空き地も林も残っていた。 

 今ではアスファルトの運動場、空き地の代わりに駐車場、そして緑は公園を除いて少なくなった。 

 二酸化炭素削減などと声高に言っても、その程度の努力で昔に戻れるはずもない。一度味わったエアコンの快適さを捨てる人はもういない。