このブログを検索

2010/08/29

ああ、すれ違い

 5月だったか、6月だったか、ソウル時代親しくしていたアジュモニから手紙が来た。長年患っていたアジョシがとうとう亡くなったとのこと。私の電話番号をなくしたので、知らせてほしいとも言ってきた。すぐに返事を書いて出した。 

 待てど暮らせど返事が来ない。アジュモニは当時暮らしていた隣の区に引っ越したので、その電話番号がわからない。 

 今夜、ひょっとしてと思い、以前のアパートに電話してみた。私の声がすぐにはわからず、開口一番「さっき東京から戻ってきたのに」と嘆いた。「返事が来ないから、あんた病気でもしているかと思った。2泊3日の東京旅行に行っても、電話もできなかったなんて、ほんとに残念でしょうがない」 

 アジュモニはまた手紙をくれると言う。電話もしてくれると言う。  

 韓国の知人に手紙を送って到着しなかったのは今回で2回目だ。韓国の郵便事情はよい方だと思うのだが、どうしたことか。2通とも、宛名は道峰区だ。もどかしくじれったいこと、この上ない。誰もが気楽にメールをやるわけでもないのにさ。

2010/08/16

久しぶりの猛暑にクラッとする。

 しばらく32度程度で推移して、風も吹いてくれていたので、昨日からの暑さのぶり返しには閉口するばかり。8月15日というのはいつもいやな感じのする日だったし、今回は閣僚の靖国参拝がなくてほっとしたものの、安倍や小泉の息子など、なあんにもわかっちゃいない輩がシタリガオで靖国に行ったようだ。  

 当時、広島や長崎に原爆を落とされてから1週間近くも一体何をしていたのか。いかにも敗戦受諾の動きが遅い。武道館での戦没者慰霊祭も偽善的なにおいがして、何よりもカラスの集団みたいで暑さがいや増す。 

 65年も経つというのに日本はなぜドイツのように明確なスピーチを海外に向けて発することができないのか。猛暑が曖昧さをくるんでしまって、蝉の声だけがやけにうるさい。ああ一刻も早くシベリアから高気圧が降りてきてほしい。

2010/07/29

久しぶりの28度にほっとする

 「梅雨明け十日」というのは本当だったね。この10日間は連日35度前後の猛暑日。昔の人の言葉には説得力がある。今日は30度を越さない。まさに慈雨だ。熱された大地が幾分かは冷やされればいい。ああほっと一息の慈雨に感謝。

2010/07/20

暑い

 梅雨が明けて、昨日今日と東京は35度を記録。日が落ちても32度近い。最低気温がもう少し低いと楽なのだが、一日中メリハリなく暑い。布団が干せるからまだいいけど、こう暑いと脳は思考停止だね。水分こまめにとって梅雨明け十日を乗り切ろう。でも乗り切る元気なし。わっつい。

2010/07/15

人のふんどしで相撲をとる

 早朝、時計代わりにTVをつけると、新聞記事にやたら線を引いて、それを丸読みしてはなんだかんだと言っている。自称「報道」ワイド番組だ。人が取材したものをそっくり読むだけで番組が成り立つなんて。TV界の人間の質の悪さに今日も音を消す。マスメディアの質の低下は目を覆うばかり。読んでいる人、情けないと思わないのかしら?

2010/06/23

気に入らない言い方

 「~させていただきます」。これがやけに耳につく。単純に「~します」ではいけないんだろうか。やけにへりくだって言うところに「逃げ道」を用意しているのがちらちら見える。もっと堂々と、私はこれをやろうと思うとか、やりますとか言えないのだろうか。参院選が始まれば、もう、いやになるくらいこの物言いが氾濫するに違いない。そんなに自信がないのだろうか。何を恐れているのだろうか。

2010/06/08

マクベスの森

 家の裏手に有名進学校がある。ポプラ並木に覆われているのだが、冬は葉っぱが全部落ちて、校舎の大部分が見える。それが春が過ぎ、あっという間に蒸し暑くなった最近は葉っぱが生い茂り、建物が見えなくなっている。いつの頃からか、我が家では「マクベスの森」と呼ぶようになった。
 
 今日見たら、森が4割がた出来上がって、見るからに頭の良さそうな生徒たちがいるであろう校舎の半分以上が隠れてしまっている。毎年の風景なのだが、今年はやけに未練がましくその光景を見つめてしまうのだ。 

 これで秋が来て、葉が落ち、ポプラの枝が天空に晒される頃には2010年も終わる。2000年が始まったとき、10年後の2010年という年をまったく想定しなかった。そもそも21世紀なんてまだまだ先のことだと思っていた。友人の子供たちはすっかり成長し、親はすっかり老い、家では85歳以上の老親を3人も抱えている。そんな日が来るなんて10年前には考えだにしなかった。 

 聡明な人間なら先のこともきちんと想定して日々を堅実に過ごしていくのであろうに、私ときたら、結局その日暮らしのいい加減さにくるまれている。「マクベスの森」はある意味恐怖の森だ。決して乗り越えることのできない時間という壁が急に胸に襲ってくるので、やりきれない。  

 関東地方もそろそろ梅雨に入るのだろう。