傍若無人(ぼうじゃくぶじん)。傍らに人無きが如し。傍に人がいるのに、いないかのように勝手な行動をする様子。
先日、友人とパスタの店でランチをとった。二人席だったが、隣の二人席が来るまでは、それなりにおしゃべりを楽しみながら、食事していたのだが、隣に、女性二人が座ったとたん、彼女たちがかなりの声でしゃべったり、大笑いしたりが始まった。迷惑そうに思わず隣を何度か見てしまうほどの大音量。
年齢差があるようだが、母娘ではないらしい。久しぶりに会ったのか、とにかくそのけたたましさと言ったら、驚きを越え、呆れるほどだった。友人と「これじゃあ、耐えられないわよね」と目で合図しながら、食後のコーヒーは、別の店に移ることにした。
久しぶりに傍若無人という言葉を思い出した。普段、人と接することがないのだろうか、自分たちしか、その場にいないかのようにはしゃいでいる。彼女たちには、マナーとか、エチケットとか、そういう概念が存在しない。周囲の冷たい視線を感じ取る神経も持ち合わせていない。
ウェイトレスにそれとなく伝えることも考えたが、とにかく一刻も早く店を出ることにした。注文はQRコードだけど、客としての一言をメールで伝えることができたら、よかったのかもしれないし、ウェイトレスに店内の雰囲気を観察して注意喚起してもらうのは、ちょっと無理かもねぇとも思った。
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