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2026/06/11

「目線」と「視点」

   最近、「視点」と言うべきところを「目線」という人が増えている。聞くたびに、どうも嫌な感じがして、ここで取り上げる。

 「目線」というのは、元々、芝居用語で舞台や映画などで演技者の目の向いている方向・位置・角度のことなどを指す。ものの見方、捉え方で使う場合は、「上から目線」=相手が立場が下だととらえて見くだしたような態度をとること、といった場合に使われる。

 ところが、最近は「視点」という意味で、「目線」と言う輩が増えた。なぜ、「視点」と言えないのか。もしかしたら、自分の立場を曖昧にしたくて、「視点」という確固とした表現をとらず、「目線」という曖昧模糊とした表現になるのではないか、とGamilaは考える。

 テレビやラジオの出演者の言語能力の劣化が本当に深刻だ。常日頃、聞こえてくる言語はいつのまにか定着してしまう。Gamilaは、そういうことに抵抗しつつ、適切な日本語の使用に努めようと思うのである。


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