嘘をついていても、なんとも思わない。トランプ前大統領、安倍晋三元首相、ヴァンス副大統領候補の言動を見ていると、嘘に嘘を重ねても、罪の意識がないどころか、嘘をついているという認識すらないように見える。
国会答弁で百回以上の嘘をついたと公文書にも残ってしまった安倍元首相だが、トランプ、ヴァンス、そして、政治家ではないが、ついでにイーロン・マスクという存在も思い起こすと、彼らに共通な成育歴の背景が透けてみえるような気がする。
ひと言で言うなら、まっとうな愛情を受けずに育ったということ。両親またはそれに類する親族から愛情をたっぷり受けた子供時代を過ごしてこなかったという事実だ。
トランプが父親からメンタルな虐待を受けて育ったというのは有名な話だ。父親に反発した兄の様子を見ながら、自分はそうならないように、ずる賢く立ち回り、嘘も平気でつける人間として成長していったのだ。
不幸な子供時代を過ごしたことは本人の責任ではない。十分に同情に値する。しかも、この悲劇、自分の努力で変えていかれるものではない。
生まれてから親の愛情を当然のように受けてきた一般大衆からすると、彼らゆがんだ人間性の持ち主は政治家やビジネスのトップに立ってはいけないのだ。
成育歴を元に人を差別するつもりはない。しかし、常識と倫理に則った世間のものさしからすると、彼らにはリーダーの立場から撤退していただきたい、それだけは言いたい。
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