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2024/07/25

オリンピックなんか、やらなくてもいいのに。

  ヨーロッパの真ん中や中東で戦争が続いているのに、自称「平和の祭典」、オリンピックをわざわざやる意味があるのだろうか。

 毎日新聞7月19日朝刊、田原和宏記者の記事(記者の目)によれば、五輪開催を「イナゴの大群」ようだとパリ在住の翻訳家佐々木夏子さんの言葉を引用している。開催都市を食いつぶす様をイナゴに例えているわけだ。佐々木さんは、フランスの反五輪団体, Saccage 2024のメンバーだという。Saccageとは、「破壊」という意味だそうだ。

 性急な都市の再開発、開催を巡る利権、開催によって家を奪われた人々……。どれをとっても「人類の平和」を謳うオリンピックとは結びつかない、人災のようなものに思える。

 五輪が近づけば、メディアは五輪一色になる。ガザ虐殺をやめないイスラエルも、どの面さげて参加するのだろうか。地球沸騰化の中、地球規模で考えていかなければならないことが山積しているというのに、人類は愚かなまま、既得権優先の上に胡坐をかいている。


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