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2017/01/19

奢れる者は久しからず 宮内庁および天皇制

 2010年に公開したブログです。
  このところ天皇の孫娘が不登校になったとか、孫息子が幼稚園の三年保育に入ったとか、普通のニュースでちょいちょい放送されている。皇室関係、皇族関係のニュースを耳にするたびに私なぞは「国民の税金を使いおってからに」などと憤懣やるかたない気分になる。皇族一人当たりの生活費が年間2,000万円は下らないという話を聞くにつけ、OECD国の中で貧しい国ワースト4に入っている日本としては「皇族どころの話ではないんじゃないのか」などと思ってしまう。

 憲法9条は遵守されるべきだし、日本国憲法に謳われている平和、基本的人権の尊重などはUSAのおかげとはいえ、世界に誇る平和憲法として誇らしく思える。ただ象徴としての天皇制を残したのはどうもいただけない。外国からお客が来ると、その国の元首が謁見することになっていて、日本の場合は天皇がその役目を果たす。民主主義国家と言っても、外国から見れば天皇のいる不思議な国であることは間違いない。

 なぜ象徴としての天皇制を残したのか。皇族を含めると年間の予算はどのくらいになるのかわからないが、皇居の清掃(主にタバコの吸殻集め)を東北あたりからやってきた主婦たちが「ありがたがって」やっているのを見るにつけ腹が立つ。そのお礼として彼女たちは菊のご紋の入ったタバコを一箱ずつ恭しくもらうのだ。禁煙が当たり前のようになった昨今、まだ皇居の吸殻集めが行われているのかどうかよく知らない。

 適応障害になっても美しい笑みを絶やしてはいけない皇太子妃、発達障害もしくは自閉症あるいはアスペルガー症候群ではないかと憶測されている皇太子の娘、やたら子供の数ばかり多く、気味の悪い微笑を浮かべ続ける皇太子の弟の奥さん、誰ひとりとっても尋常に見えない。

 同じ人間として不憫に思うのが普通だろう。余計な税金をかけるくらいなら、皇居の緑も皇居自体も開放して都民の憩いの場所にすればいい。平和憲法にそぐわない基本的人権が唯一侵害されている天皇制、今世紀じゅうに何とかならないものか。

 虫愛ずるあまり頭のよくなさそうな唯一の孫息子が知恵が回るとは思えない。我々の感覚にやや近いと思われる白髪のない皇太子が革命的発言をして「僕、もうやーめたっ」と、ひと言言えば済むものを。

 宮内庁の時代がかったアナクロニズムとエリート権威主義をばさっと切ってくれる人はいないものか。

1 件のコメント:

Gamila さんのコメント...

これも、7年前の2010年4月10日に公開したもの。天皇退位、元号改正、宮内庁の発言、と最近何かと揺れている天皇を巡る問題ですが、もう、いっそのこと全部リセットして、21世紀にふさわしいシステムにしたらどうかと思うのよね。皇族の人々って人権が無いに等しいではないでしょうか。我々の税金だって、超高齢化社会において、少しでも無駄を省く必要性が出てきた昨今、思い切って、全部チャラ、すっきり片づけてしまったらどうでしょう。伝統、伝統と言い張る人々に言いたい。伝統って何でしょうか。人権を侵害してまで、儀式に明け暮れる宮内庁の連中の自己満足に従わないといけないのかしら? DVDに記録して、あとからこんな儀式が行われていたんだね、でいいじゃないでしょうか? 天皇制といったって、近代、明治になってからの所産が多いんですよ。国家権力と天皇制、国家神道が結びついて、どんなことがこの100年の間に行われてきたかってということをよくよく考える時期ではないのかな。
 もう2017年ですよ。第一次世界大戦が終わってからでも100年以上経つのよ。もう、戦争の世紀は終わりにしてほしいな。