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2014/04/19

美白、UV Cut 、メラニン色素

 カネボウの美白なんとかというクリームが原因で、皮膚の障害が出ているというニュースを聞いてつくづく思ったものだ。美白という言葉に女性は惑わされるのだ。

 「色の白いは七難隠す」といわれてきたが、白ければいいといいうものではないだろう。小麦色の肌だって、黒人の黒光りするような肌だって、十分に美しいと私は思う。

 そもそも肌に備わっているメラニン色素を調節しようという目論見がおかしい。メラニン色素は本来、紫外線による肌のダメージを防ぐために存在する。メラニン色素のおかげで、たやすく皮膚癌になったりしないのだ。

 メラニン色素の少ない北欧系の人々の肌を見ると、そばかすだらけだったり、太陽光線を異常にまぶしがったりするなど、かなりの紫外線対策をしないと日常生活に支障を来すと考えられる。だから彼らにすれば、サングラスが必須アイテムとなってくる。黒人やアジア系の人に比べて、白人は本当にサングラスがよく似合う。目の色素も薄い色だから、真夏の太陽は殺人的な光線と化すのだ。

  UVカットクリームは、確かに太陽光線から肌を守ってくれるものかもしれないが、皮膚呼吸がうまく出来なくなるのではないかと常々考えてしまうのだ。多少の紫外線なら、ビタミンD促成にもいいし、日傘に帽子でかなり紫外線は防ぐことが出来ると思う。

 紫外線によるシミを気にする気持ちはわかるが、メラニン色素にはそれなりの働きがあるのだから、メラニン色素=悪だと決めつけるのもどうかと思われる。

 最近の私は、UVカットクリームを使わなくなった。元来もっているメラニン色素の働きを尊重しようと考えたのだ。色白ではなく、シミも一人前にあるにはあるが、メラニン色素が沈着すると考えるよりも、真皮を通り越して、肌の深いところまで紫外線が入り込んで癌化しないように、メラニンはけなげにも働いてくれているのだと、考えている。

 
              
              


  

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