4万人近くのパレスチナ市民を虐殺し続けておいて、なんの痛みも感じないイスラエル。もちろん、イスラエル市民の中には、ネタニヤフのやり口に反対している人々もいるようだが、ネタニヤフは自分の政治生命をかけて、残虐の限りを尽くしている。
イスラエルは自分たちに歯向かえば、即、「反ユダヤ主義」の烙印を押す。元来、「ユダヤ人」という人種は存在しない。ユダヤ教を信奉している人々を総称して「ユダヤ人」と言うと仮定したとしても、キリスト教信者を「キリスト人」、イスラム教徒を「イスラム人」、仏教信者を「仏教人」と呼ばないように、「ユダヤ人」という呼称は不自然な存在になる。
ましてや、「反ユダヤ主義」=ホロコーストという、何とかの一つ覚えのように叫ぶのは、非常に単純、かつ一面的なものの見方だ。
ヨーロッパはホロコーストのアレルギーがあるために、特にドイツなどは、必要以上に「反ユダヤ主義」と言われることを恐れる。ドイツのショルツ首相などは、ユダヤ教徒でもないのに、ユダヤ教徒のように例の黒い帽子を被って、イスラエルに忠誠を誓ったりするのだ。
パレスチナの人々が虐殺されていることを非難することと、「反ユダヤ主義」はなんの関係もないはずだ。元々、パレスチナの人々が平和に暮らしている地域に、1948年以来、「イスラエル」という人工国家を作って、現在に至るまで徐々に領土を勝手に拡大してきたこと自体、国際法に違反する。人工国家を作ることを是認したイギリスの責任も大きかったと思う。
USAのイスラエル支持については、またいずれ書きます。
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