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2020/09/17

老化は病気だという説

  文化放送「大竹まことのゴールデンラジオ」で、ちょっと小耳に挟んだ情報。USAで、「老化は病気だ」ということを主張する研究者が出てきたそうだ。

 がんのことを考えてみよう。がん細胞は毎日作られていくそうだ。老化によっても、がん細胞は増えていく。でも、人間が本来持っている免疫システムで、日々、撃退しているという。

 脳の働きを見ても、誰でも年取れば、記憶力が低下し、物覚えが悪くなり、記銘力も衰える。これは自然だ。

 「老いて、ますます盛ん」という人もたまにいるようだが、年取っていくにつれ、エネルギーが枯渇していき、死を迎えるのが自明の理。

 USAの何という研究者が、どのような学説で、「老化は一種の病気だ」という言説に辿りついたのか、聞き漏らしてしまい、よくわからなかった。

 ただ、病気にならないための努力があるとすれば、老化も努力によって多少抑制できるのではないだろうかということだ。

 昔から、不老長寿は人間の願いだ。いつのまにか、人生も百年時代を迎えた。

 そんな折の、コロナ禍である。手洗い、三密を守る、マスクをするという小さな努力で、ウィルスを克服できるのか、あるいは、人類がウィルスとともに滅亡してしまうのか、現状ではわからない。

 2020年、世界がコロナで苦しんでいる。

 ウィルス、そして、老化と対峙しながら、人類がどのように生き延びていけるのか、持続可能の世界=SDGs(Sustainable Development Goals)を実現していくのか、今がまさに正念場だということは自覚しておいた方がよさそうだ。

 

2020/09/15

2015年独立行政法人「理事長」高額報酬トップ20

 

 2017年2月5日の日記で取り上げたものだが、あっと驚く事実に今日、気がついた。なんと、あの尾身茂氏の名前上から3番目にある。年間報酬額、何と2265.2万円也。地域医療機能推進機構(厚労省管轄)、元自治医科大教授。

 5年前から厚労省と深い関係だったんだ。そもそも、地域医療機能推進機構って何?

 今、分科会の座長として、推進をスムーズに進めているようには見えない尾身さんだが、推進機構、しかも、地域医療機能を円滑に進める法人の理事長だったってことに、ものすごい違和感を感じる。

 この人、「元々外交官になりたかったんですよ」と、久米宏の「ラジオなんですけど」で言っていたことを思い出した。

 サイエンティストとして、適切に助言するという風は全く見えず、政治家寄りのその優柔不断な姿勢は、コロナ禍のさなかに出来たわけではなさそうだ。

 それにしても、理事長の年収が2000万円を超えるとは! 庶民の側に立った判断を期待するのは無理だなあ。

  リストを見ても、拡大されません。

2017年2月5日の投稿「腹の立つ高額報酬者のリスト」をご覧になれば、拡大されます。


 

2020/09/13

毎日新聞記者 大治朋子、青野由利、元村有希子さん

  彼女たちのコラムを愛読している。

 火曜日の火論執筆者が大治朋子さん、政治や社会の矛盾を鋭く突いたコラムで、最近、     

 「歪んだ正義『普通の人』がなぜ過激化するのか」という本を出版された。

 土曜日の土記を担当する青野由利さん、科学部所属の方で、長年、科学畑の記事を書き続け、このコロナ禍での問題点をわかりやすく解説してくれる。

 同じく土曜日(第2)オピニオン欄執筆者、元村有希子さん、環境問題に造詣が深く、その文章は読みやすい上に格調が高い。

 毎日新聞がこうした女性記者を育て上げたことに、一読者として感謝と敬意を表したい。



2020/09/11

無印良品、坂本龍一ピアノ曲

 https://www.youtube.com/watch?v=cXgZCvdhJbE

1回聞けば、癒される。楽譜付きだから、明日、弾いてみよう。

2020/09/05

わあ、TBSラジオ、秋の番組改編で荻上チキさんがデイ・キャッチの時間帯にやってくる。

  あのActionがなくなって、デイ・キャッチの枠に夜10時台の荻上チキのセッション21が移動してくるそうです。9月28日月曜日から。

 やったね。夕方のニュース・ロスがこれで解決するね。楽しみ。


 

2020/09/02

「しれっと」三人組

  1923年9月1日。関東大震災が起こった日。震災の直接の犠牲者のほかに、デマによる虐殺で犠牲者がたくさん出た。いわゆる朝鮮人大虐殺事件だ。

 未曽有のパニックに襲われた市民が、「朝鮮人が井戸に毒を投げ入れた」というデマを拡散して、罪のない多くの朝鮮人を殺した。これは歴史の事実だ。

 当時、朝鮮を植民地にしてから13年。そうでなくても、朝鮮人に対する一般日本人の差別意識、優越感は強かった。それは、今のヘイトスピーチにもつながっている。

 墨田区の都立横網町公園に都の慰霊堂がある。震災犠牲者、行方不明者10万5000人余りを毎年追悼・法要している。同じ公園で、「関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典」も毎年、行われている。

 小池都知事になってから、4年連続で、後者の式典に追悼文を送付しなかった。「全ての人への哀悼は既に示している」という理由にならない理由を挙げ、その中に朝鮮人が含まれているかどうかも明確にしていない。

 何という誠意のなさ。小池百合子氏は「しれっと」物事を片付ける。「しれっと」というのは、「普通なら冷静さを失うような事があったのに、何事も無かったかのように平然としている様子」(三省堂「国語明解事典」より)である。

 安倍晋三、菅義偉、小池百合子。この3人、よく似たものを感じる。共通しているのは、歴史に背を向けているということ。何も学ばず、目先の効率だけを追求しているということだ。

 歴史を見ずして、未来は語れない。