文化放送「大竹まことのゴールデンラジオ」で、ちょっと小耳に挟んだ情報。USAで、「老化は病気だ」ということを主張する研究者が出てきたそうだ。
がんのことを考えてみよう。がん細胞は毎日作られていくそうだ。老化によっても、がん細胞は増えていく。でも、人間が本来持っている免疫システムで、日々、撃退しているという。
脳の働きを見ても、誰でも年取れば、記憶力が低下し、物覚えが悪くなり、記銘力も衰える。これは自然だ。
「老いて、ますます盛ん」という人もたまにいるようだが、年取っていくにつれ、エネルギーが枯渇していき、死を迎えるのが自明の理。
USAの何という研究者が、どのような学説で、「老化は一種の病気だ」という言説に辿りついたのか、聞き漏らしてしまい、よくわからなかった。
ただ、病気にならないための努力があるとすれば、老化も努力によって多少抑制できるのではないだろうかということだ。
昔から、不老長寿は人間の願いだ。いつのまにか、人生も百年時代を迎えた。
そんな折の、コロナ禍である。手洗い、三密を守る、マスクをするという小さな努力で、ウィルスを克服できるのか、あるいは、人類がウィルスとともに滅亡してしまうのか、現状ではわからない。
2020年、世界がコロナで苦しんでいる。
ウィルス、そして、老化と対峙しながら、人類がどのように生き延びていけるのか、持続可能の世界=SDGs(Sustainable Development Goals)を実現していくのか、今がまさに正念場だということは自覚しておいた方がよさそうだ。