インターネットで郵便番号を調べ、私は2通目を出した。
1週間後、アジュモニから電話が返ってきた。「住所が違ってたんだね。すまないね。私は恥ずかしいよ」と言って、笑った。ご主人は2008年の7月に亡くなったそうだ。私が13年前に近所に暮らしていた折に、ご主人に対する愚痴をよく聞かされた。精神的に傷つけられることが多かったようだ。それでも長年連れ添った配偶者を亡くしたのだからその心情は計り知れない。
「ソウルに来たら、うちに泊まって話をしよう。美味しいものを作ってあげるから」とアジュモニが言う。指折り数えれば、アジュモニも今年77歳になる。早い機会に会いに行きたい。
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