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2009/08/19

公共の乗り物

 先日、JR車内で見た光景。5人は座れるスペースに幼女二人を連れた母親が席を占め、家のリビングにいるみたいにくつろいでいる。車内は適当に混雑していたが、そんなことにはおかまいなしに幼女たちは靴をはいたまま、足底を当方の側に向けてぶらぶらさせたり、座席を汚したり。しかし、母親ははまるで頓着しない(鈍い)。ついに私は母親に、娘たちのお行儀の悪い足元に喚起を促した。 

 当人びっくりして形式的に謝ったが、その後、行儀の悪いアホ娘たちに改善のきざしがみられないまま、下車するときにこの母親、ギロッとこちらをひと睨みする。何が悪かったのか、親子共々てんでわかっていなかった。 

 今日、バスで見た光景。乳母車に幼女を連れて、乳母車と重そうな大袋で通路を占拠し(通路の邪魔にならないようにとか、遠慮がちに置くという配慮がまるで感じられない)、前に娘を後ろに自分が座った。その直後、聞こえてきたのだ。サウンド・オブ・ミュージック英語版の音楽が。周囲の乗客はびっくり。都合3回にわたって車内に鳴り響いた。幼児用英語の教材だね、明らかに。 

 思考力もないのに、英語なんかお勉強して、どうするのか? こういう不行き届きの親子を注意しないバスの運転手さんも問題だと思う。 

 公共の乗り物を我が家のリビング代わりに思って傍若無人の振舞いをする輩は、実は年齢を問わず、後を絶たない。いつからこんなになったのか? ワンマンバスをやめて、昔のように車掌さん乗車のバスに、電車ももう少し乗務員を増やしてはどうだろう。失業対策にもなるし、何よりも安全と快適な公共の乗り物という従来の姿を取り戻せるのではないかと夢想するのだが。

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