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2025/04/08

被爆者の声〝奪われた命〟(3)/馬野和道さん


 2007年撮影。馬野和道先生。偶然、見つけた動画。
 馬野先生は、私が広島市立吉島小学校1、2年生のときの担任の先生だった。父の転勤で転校したため、馬野先生とも広島とも別れてしまった。たった2年間だったが、いつまでも忘れられない先生だったので、90年代に何度かお会いする機会を持った。先生は、1929年生まれなので、現在どうしていらっしゃるかと思っていたら、この動画で、78歳の折の先生にお会いすることができた。
 小学校時代も、大人になってからお会いしたときも、一度も原爆の話はされなかった。こうして、初めて先生の原爆の話を聞いたのだから、今後、私なりに何か出来ることがあるのではないかという思いが強くなった。

2025/04/07

腹の立つ日本語

  「心に刺さる」

 「心に残る」ということを言いたいのだろうが、「刺さる」というのは、本来、「とがった物の先が何かの表面を突き破って、中に入ること。例 とげが刺さる」(三省堂「新明解国語辞典」)ということだ。とげが刺さったら「痛い」、刺さったら困るという気分などどこかに消えてしまい、「感動」したり、「印象に残る」とか、「心に残る」というつもりで使う人が増えてきた。誹謗中傷や、特定の人の言葉が「刺さって」、心が傷ついた、というのなら、まだ理解できるが、「心に刺さって」感動し、今後の行動にまで影響してくる、となると、やはり首をかしげたくなる表現だ。

 「真摯に」

 政治家や、不祥事を起こした当人、会社の人間が謝罪の折に頻繁に使うが、いまだかつて「真摯」であったためしはない。安倍政権の頃から乱用されてきた記憶がある。「真摯に逃げ切る」という意味合いまであるのだろうか。

 「多大なご心配とご迷惑をおかけした」

 これも謝罪の折に枕詞のように使われるが、迷惑かけられたけど、心配なんかしてないよ、といつも思うのは私だけだろうか。

 「遺憾に思う」

 本来は強い非難の表明のはずなのだが、そういう雰囲気は微塵も感じられない。「上から目線」の無意味な言葉にしか思えない。

2025/04/05

今日で2月も終わり(2021年2月28日の日記)

  毎日新聞の夕刊、俳人、石寒太さんの「こころの歳時記」というコラムがある。毎回、1つの俳句を簡単に鑑賞するものだ。先日、取り上げていたのは、中村草田男の次の句。

   ひた急ぐ犬にあひけり木の芽道

 春の兆しの中、急ぎ足でやってくる犬と出会ったというだけの句だが、犬の様子が眼前に生き生きと思い浮かぶ。この犬から、私は昔飼っていた犬を思い出した。

アパマンカレー?(2021年10月21日の日記)

  久しぶりに郵便局に行ったら、窓口にレトルトのアパマンカレーが並んでいた。

 なに?、これ!

 アパマンといえば、帽子をかぶった女社長が右翼が喜びそうなことを主張しているホテル業界のことだ。郵便局はいつからアパマンと仲良くしてるのだろう、びっくり。

 民営化したのね。だからなのか、窓口の仕事の遅いことといったら、これまた驚くほどだったのだ。

2025/04/04

青木理さんと語る〜フジ第三者委員会の報告書


 マスメディアとタブーについて、わかりやすく説明してくれた。
 タブーとは、「その事に言及するとよくないということが、その社会や席で暗黙のうちに認められている事柄」(三省堂「新明解国語辞典」より)。
 長年にわたって、マスメディアがタブー視してきた大手芸能事務所の話だけに終わらず、天皇制のことにも触れていた。