このブログを検索

2024/10/15

ちょっと違和感、ノーベル平和賞。

  今年のノーベル平和賞が、日本の被団協(日本原水爆被害者団体協議会)に送られた。この団体は1945年の広島・長崎原爆投下後、1954年のUSAによる水爆実験の犠牲になった第五福竜丸事件の後、1956年に結成されたものだが、原爆の直接の被害者による地道な反核運動としては世界初のものである。

 2017年にICAN(International Campaign of Abolish Nuclear Weapons)核兵器廃絶国際キャンペーンがノーベル平和賞を受けたとき、これより半世紀以上前から活動していた被団協の存在をどう考えているのかと思った。同時受賞でもよかったのに。

 それが今年、今更のように平和賞を受賞した。この背景について、イギリスBBCが、イスラエルのガザ虐殺に対して活動する国連の組織UNRWARや、オランダのハーグにある国際司法裁判所を平和賞の対象にしていたが、イスラエル、USAの圧力で断念したということがあるのではないかという報道をしている。今、目の前にある人道危機に対処しようとしている組織の活動を前面に押し出せなかったノーベル財団の忖度について問題にしている。

 USAのダブル・スタンダード、イスラエルの暴虐性、ホロコーストに対する過度なアレルギー、トラウマの根は深い。でも、よく見てほしい。イスラエルは「ユダヤ主義」という錦の御旗の下、自分たちがやられたようにパレスチナ、アラブの人々を殺し続けている。この事実をUSAは見て見ぬふりをして武器支援を続けている。狂った世界だ。

 ともあれ、せっかく被団協が受賞したのだから、核兵器禁止条約にまずはオブザーバーとして参加することを期待するしかないね。


落選させよう、そうしよう!

  杉田水脈が衆議院選挙に立候補しないということで、ひとまず安堵。参議院に鞍替えするつもりのようだが、単なる目立ちがり屋のヘイト・スピーカーに政治家としての未来は永遠にないと思いたい。ついでに参議院議員といえば、山谷えり子議員など来年の参議院議員半数改選のときまでしっかり記憶にとどめておこう。

 また、旧統一教会員の投票に支えられた議員、埼玉5区の牧原秀樹前法務大臣、兵庫1区の盛山正仁前文科大臣、東京24区の萩生田光一元経済産業大臣(この人は2728万円裏金ネコババ議員でもある)ほか有象無象の旧統一教会系の自民党議員は、さっさと落選してほしい。

 同じく裏金ネコババ議員、東京7区の丸川珠代元オリンピック大臣、沖縄県に米軍の性暴行事件をUSAに忖度して知らせなかった静岡1区の上川陽子元外務大臣、裏金ネコババ議員の推薦にしっかり支えられて総裁選に出た奈良2区の高市早苗元経済安保大臣などなど、国会に送ってはいけない連中の顔がいやがうえにも思い浮かび、気分まで悪くなる。

 各選挙区の皆さん、普通の常識と判断の下、投票して下さい。比例代表に「自民党」などとゆめゆめ書かないようにとお願いしたい。以上、あくまで個人の感想でした。

 

2024/10/08

自民党山口県連の品性、常識を疑う

  自民党山口県連が裏金議員、杉田水脈を比例代表に押した。

 裏金議員で1500万円以上もの不記載をした杉田水脈は、裏金問題云々以前に、ヘイト・スピーチの常習犯として悪名高い。政治家である前に、人間としてどうなのかというレベルだ。アイヌ、在日コリアンに対して、低レベルのヘイト・スピーチを繰り返しても、何の反省もなく、「言論の自由」を主張するという非常識の塊だ。

 杉田水脈は、旧統一教会との結びつきも強い。USAで行われた統一教会の講演会にわざわざ出席して講演までしている。

 こんな人を比例に出して、恥ずかしくないのだろうか。山口県って、碌な政治家を輩出していない。その筆頭が安倍晋三だった。杉田水脈を比例中国のトップに押したのも安倍晋三だった。そういえば、参議院議員の山谷えり子。この人も裏金を机の引き出しに入れたままにしていたそうだし、旧統一教会の主張とぴったり一致する言動(夫婦別姓反対、同性婚反対などなど)には、驚きを超えて唖然とするほどだ。この人も安倍のお気に入り。安倍晋三の負の遺産はいつまで蔓延していくのだろうか。

 自民党山口県連の程度の低さ、品性の無さ、非常識なことに、山口県の選挙民はどこまで付き合っていくのだろう。山口県の有権者の常識が試される衆議院選挙だね。