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2014/03/10

奢れる者は久しからず ②早稲田の凋落

2017年1月30日

 これは、2009年に投稿されたブログです。最近の文科省天下り事件に呆れ果て、敢えてこのスキャンダルに晒された早稲田に対する怒りの感情をぶつけてみたくなり、更新しました。


 まず、早稲田には医学部がない。総合大学と称しているにもかかわらず、昔から医学部がない。21世紀になっても創られるという話も聞かない。なぜだろう。医学部創設に関しては莫大な予算を要する。でもライバル校と称している慶応には昔から医学部が存在した。しかも最先端医療をはじめとしてその質は社会的にも高い評価を受けている。

 次に学費の高さである。慶応ボーイの異名をとる慶応よりも学部によっては早稲田の方が高くつく。なぜだろう。大隈講堂、大隈庭園に隣接するホテルリーガルは等価交換方式で早稲田の持ちビルに入っているが、このホテルが儲かっているとはついぞ聞いたことがない。年々上がる学費は諸施設に当てられるにしても狭いキャンパスにニョキニョキとそそり立つ大学ビルディングを見るにつけ、昔学んだ「集約農業」を思い出すのも私だけではないだろう。文学部も変わった。戸山校舎の通称国連ビル、記念会堂、冬は寒さに震える181教室(ボイラーが午前中に機能するので、午後遅くから夕方にかけては、講義のつまらなさに加えて、ひたすら寒さに耐えるしかないのだ)、その他諸々の施設が雨後の筍のように建て込み、広々としたキャンパスとはおよそ縁のない戸山キャンパスである。

 ここに最近、「文化構想学部」というなんだか訳の分からない学部が新設され、従来の文学部は一文、二文が統合され、「働きながら通学していた」、例えば吉永小百合などのようないわゆる勤労学生を排除し、結局戸山キャンパスは「文学部」と「文化構想学部」の2つになったらしい。「文化構想」とは一体何なのか私にはよくわからないが、いわゆる偏差値で言えば、従来の文学部を上回る人気ブランドとなっているらしい。

 卒業してもしつこく郵送されてくるのは「寄付金のお願い」封書である。ご丁寧に高額寄付者の名簿までついてくる。私は個人情報の類を破り捨て後は紙資源ゴミの袋に投げ入れるだけである。

 医学部がないためにいわゆるアフターケアもないし、卒業したからといって来るのは寄付の催促ばかり。明らかに早稲田は凋落の一途を辿っている。

 学生一流、講師(非常勤)二流、そして専任教授三流(施設は度外視)という定評が昔からあるにはあったにしても、さて21世紀の早稲田、生き残り続けるだろうか。

 某漫画に「馬鹿田大学」と書かれているのをよく見かけるが、まさにその名の通り「馬鹿だ、馬鹿だ、馬鹿だ、馬鹿だっ、ばっか~だ~」と嘲笑されてもしかたないのである。

1 件のコメント:

Gamila さんのコメント...

 これも、2009年に書いたもの。
 早稲田に関して、新しい情報があったらお寄せ下さい。